シンガポール漂流生活

シンガポール人と結婚し、マレーシアに住み、年に150日旅行する、怪しいおじさんの生活や、旅行記など

君もイラストレーターになろう

先日、日本から郵送物が届きまして、えっ、なに、こわい、やめて、と思ったんですが、開けてみるとそこには一冊のマガズィンが!

 

どうやら私がイラストを(ちょこっとだけ)描いた雑誌が出版されたようで、出版社の方がわざわざ日本から律儀に郵送してくださいました。

 

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わたくし、日本語教師は世を忍ぶ仮の姿で、じつはイラストレーターという裏の顔を持っているのだっは!

 

イラストの仕事は、日本とシンガポールから、年に数回たま〜に来るだけで、日本語教師の収入のほうが割と安定しています(それでもサラリーマンに比べると相当不安定ですが)

 

しかし年に数回といえど、けっこうおいしい仕事も時々ござって、年に数回なのに、毎日コツコツと頑張っている日本語教師の年収をグンッと追い越すこともございます。

まるで自分の中でウサギと亀がレースをしているかのようです。

 

うちの奥さんがシンガポールの出版社で雑誌のデザイナーをしていたもので、業界にコネが多く、こんな無名のイラストレーターにもけっこう仕事を取ってきてくれたので、最初の頃はそれでけっこうお金を稼ぎました。

 

私は元々芸術家というものになりたくて、24歳のときに上京しました。

それからバイトをしながら気持ち悪い絵を毎日描き、コンペなどによく応募したりしてたのですが、箸にも棒にも引っかかりませんでした。

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それから、ごりごりのアートよりも、もっと商業的なイラストレーターとかのほうがいいのかなと少し妥協し、自分でポートフォリオを作り、出版社に数回持ち込みに行き、担当の人に自分のイラストを見てもらったりしました。

思えばあのときは本当によく頑張ったなと思います。本当に心底、絵で食って行きたかったんでしょうね。

 

しかしそれでも何の仕事ももらえず、もう無理かなとあきらめかけたそのとき、1年近く前に持ち込みに行った、けっこう有名な雑誌から「連載でイラスト描きません?」とのオファーが来ました。

あんときは興奮しましたね。連載っていっても2ページだけで、ギャラもあまり高くはなかったんですが。

 

それで、その連載を2年近く続けました。連載中は他の仕事はまったく来なかったんで、月1回のその連載に全てを注いでいたと思います。

けっこう色々な挑戦をさせてもらえたので、イラストのスキルと自信、いわゆる経験値がグンッと上がりました。

 

そしてちょうどその連載が終わるときにシンガポールに引越したわけです。

シンガポールに引越して日本からの仕事はもう終わりだろうな、と思ったんですが、それからも日本の色んな出版社から、色んな仕事が、入れ替わりで入ってきましたね。

4月にこれが終わったら、6月にこれがきて、それが終わったら9月にこれ、みたいな感じで。このときから守護霊的な物をはっきりと自覚するようになりました(笑)敏腕マネージャー守護霊

 

それと同時にシンガポールの出版社からも仕事が来始めました。

日本からの仕事は「私のいつも通りの画風で描いてくれ」とくるんですが、シンガポールからのは「こんなの描ける?こういうのマネして描いてほしい」というオファーが多かったので、それに応えるのが大変でもあり、けっこう面白くもありました。

私はどちらかというと、自分が好きな物を貫くアーティスト肌ではなく、相手の欲しい物を器用に作ってみせる職人肌なんだと思います。

なので、シンガポールからの私の画風を一切無視した無茶ぶりオファーも、なかなか楽しかったし、画風の幅もかなり広がりました。

 

そんな感じで、シンガポールに来てからの10年は、経験と、自信と、そしてお金も蓄える事ができました。

この最後のお金というのが(私にとっては)実は重要で、このお金がないと、イヤな仕事も我慢して受けなくちゃいけないし、仕事が久しく来ないと不安になってしまうんですね。

ですから今は、たまに来る楽しそうな仕事を、ある程度選びながら、趣味のような感覚で続ける事ができています。

 

あら、気づいたら私のイラストレーターとしての生い立ちを延々と語ってしまいました。

本当はこの雑誌を宣伝したかっただけなのですが・・。

 

はい、雑誌はですね、エイ出版というところから出た「ご当地おつまみ人気レシピ」というムック本です。(ムック本=MagazineとBookの中間のような本)

 

私はクラフト・ジンを紹介している所に、ほんのちょっと描かせてもらっただけなんですけど。

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このエイ出版社にはホントにお世話になっていて、今までも何回もイラストを描かせてもらっています。

私が描いたのは、ダイエット系、筋トレ系、食べ物系だったと思います。もし持っている方がいたら、私のちょいコミカル、ちょいリアルなイラストがちょいちょい載っているはずですから、見てみてね。

 

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イラストレーターになってみてわかった意外な事が一つあるんですけど、絵を描くのが大好き、ほんとはイラストレーターになりたかった、っていう人がけっこう存在するんですね。

私がイラストレーターだと聞くと、実は私も・・・みたいに、打ち明けてくれる人が今までけっこういて、驚きました。

その中には私よりも素質や才能が全然上の人もたくさんいると思います。

 

そんな人たちに言いたいのは、ほんとになりたいんだったら何歳からでもなれるよ、ということです。

柔道を始めるのと同じで、もう40近いのに世界チャンピオンを目指して始めるのは物理的に無理ですが、楽しみたい、身体を強くしたい、昔からやってみたかった、そんな目標を達成するくらいだったら、40だろうが50だろうが、ぜひ始めてみて欲しいです。

しかも自分の目的とは違うおまけ的な物がたくさんついてきて、非常に面白いと思います。

 

イラストレーターで生計を立てるのは難しいし、時間がすごくかかると思いますが、絵を描くのが好きなあなたを満足させてくれるような結果が訪れるのは、そんなに遠くはないはずです。

自分の特技を生かして代価を得る、それだけでプロと名乗るには十分だと私は思います。

 

柔道もイラストも、たぶん楽器とか学問でも、プロセスは同じですよね。

まずは何が必要か自分でよく考えて、それを毎日コツコツ続けて、少しずつ修正と改善をしていくだけです。

自分でよく考えるという所がポイントです。

自分では何も考えず、ただ人の言うことに従っているだけでは、あとでしわ寄せが必ず来ます。

自分の道は自分にしかわからない、という真理を体感する良い機会にもなるはずです。

 

はい、ここまでで2257文字。

語り過ぎ だっちゅーの

 

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文章がもし上から目線になってたら申し訳ありませんね。

私はあくまでも、売れない無名のイラストレーターですから。

イラストレーター名鑑とか探してもいませんから、探さないでね(笑)

 

 

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