昨日、翻訳の仕事がやっっと終わりました。
厳密に言うとまだ終わっていないのですが、これ以上この貧相な男を拘束するのは忍びない、ということで任務を解任していただきました。あとは先方さんが、なんとか自分達で終わらせるそうです。
先方はドイツ人なのですが、非常に仕事に対して真摯で責任感があり、かつとても合理的な人で、完全に仕事とプライベートを切り離しているし、周りの人にもそうさせている感じがしました。厳しい人ですが、こういう人が上司なのも悪くないなと思いました。
話しは変わって、最近やはり動画作りに凝っているのですが、YouTube系とはまた違うタイプの動画をずっと作っていました。
私は日本語を教えるのをメインの仕事としているんですが、その日本語を習っている生徒さんたちの練習に使えそうな動画を作りました。
色んな生徒さんがいるんですが、みんなだいたい週一回レッスンを受けるだけなので、言葉がなかなか定着しないんです。例えば、「おいしい」という言葉はみんな比較的すぐ覚えられるんですが、「おいしくない」「おいしかった」という活用がなかなか覚えられないんです。
そんなとき私がいつも口をすっぱくして言っている事は、何回も繰り返して発音してということです。「おいしくない」が覚えられないなら、10回、20回くらい、繰り返し「おいしくないおいしくないおいしくない・・・」と発音するのです。
そうすれば脳が覚えなくても、舌が自然と覚えてくれるんです。
私は自分でも外国語を勉強していますが、覚えられないときに、これをやれば確実に覚えられます。
ただやっぱりめんどくさいんですよね。1つや2つならいいんですが、単語を20個覚えるときに、一つ20回も発音していたら400回もしなきゃいけないということですし、それを家で1人でやるなんてなかなかできません。
そんな彼らの自習を助けるために、以下のような動画を作りました。
こんなのを何個か作って、一番物覚えの悪い生徒さんに教えてあげたんです。時間があったら見て、1人で発音の練習してみてって。
そして数日後にレッスンで彼に会ったんですが
めちゃめちゃ話せるようになってました!
自分でもここまでの効果は予想してませんでした。
↑ ↑ ↑
上記の文章が、健康サプリかなにかを売るための誇大広告みたいでイヤですが、これは本当です。
でもそうなんですよ。私が自分の外国語の勉強のときに、これはもう実証済みですから。でも彼の予想以上の上達には、さすがの私も本当に心から嬉しくなりました。このまま毎日続けてくれるといいんですが。
みなさんも、もし覚えたい単語とかがあれば、あまり深く考えずにリピートしまくってください。
私もそうですが、日本人って効率の良いメソッドとかを求めたがる傾向があると思うんですが、それよりも深く考えずにできる事をとにかくやってみる事が一番だと思います。
私は日本語の先生をしていますが、けっこうぶっちゃけて生徒さんにもこう言ってます。
先生や勉強法の質はたいして重要じゃない、要は自分がどれだけレッスン以外で自習をやるかどうかですよって。
もちろんこれには、だから私以外の先生に鞍替えしても大丈夫ですよ、という意味と、だからあまり私のレッスンに高い期待をしないでください、という2つの意味があります(笑)
やっぱり先生選びは慎重に。
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