シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

夫婦水入らず旅行 ランカウイ島その3 マングローブ半日ツアー

前回の話

ランカウイ島 夫婦水入らず旅行その2 レンタルバイクでTemurunの滝へ - シンガポール漂流生活

 

朝7時に目覚めるが、頭が重い。昨日のお酒が残っているのか。ビールを2本飲んだだけなのに。

外に出るとまだ満月が空に出ていた。ありがとう。

 

8時半頃にマングローブ半日ツアーへ参加するため、準備をして近くの食堂に朝ご飯を食べに行き、ワンタンヌードルを食べる。

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旅行代理店のバンを待っているときに、インド人の大家族が乗ったバンが店の前に停まり、中から12、3人くらいのインド人の大家族が出てきたが、みんな茶色の” I ♥︎ LANKAWI ”と書いたTシャツを着ていて、かわいい家族だなと思った。

 

9時20分にバンが迎えに来ると言っていたが、3分ほどの誤差でちゃんと来た。20分くらい待たされると思っていたので意外だった。

バスには他に4人の外国人が乗っていた。

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10分後、さらに3人の欧米人の親子を乗せる。

突然前の方から赤ちゃんの泣き声が聞こえる。赤ちゃんを連れて参加してる夫婦がいてびっくり。聞いたこともない言語だが、たぶんミャンマーかどこかだと思う。

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40分ほどでバンはランカウイ島の南端に着く。

去年もバイクで来たところだ。

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たくさん人がいるが、みんなだいたい同じツアーの参加者だと思われる。なにか揚げ物のような物を買いたかったが、ろくな物が売っておらず柑橘類の皮の味がする変なお菓子を買った。

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10分ほど待ってボートに乗船開始。

一緒に乗ってきた人達とは違うボートに乗せられる。欧米人カップルが二組に、さきほどの赤ちゃんを連れたアジア人夫婦だけ一緒だった。お母さんは一心不乱に赤ちゃんに話しかけている。

 

ツアー開始。

まずはマングローブが両岸に並ぶ川をゆっくり進んで行く。 

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まずはゴリラ岩と呼ばれる岩を紹介されたが、マレーシアにゴリラはいないので、欧米人が勝手に名付けたのだろう。たしかにゴリラに似ていた。

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続いてイーグルの餌付け。茶色と白の2種類のイーグルがいた。

鳥の皮を餌としてあげていて、そのおかげで今はもう自力で獲物を捕らえたりはしなくなったのだそう。イーグルは思ったほど大きくはなかった。柴犬くらいあるかなと思ったが、パグくらいだった。

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それからモンキーフォレストと呼ばれる森を通り、その名の通り猿がたくさんいて、後ろのボートの客が食べ物を投げると、猿が河の中に入って泳いで取りに来ていた。

濡れた猿は毛がビタッとなり、すごくスリムで気持ち悪かった。

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続いてワニ岩があるという洞窟の下をくぐる。ワニ岩はたいしたことがなかったので写真にも取らなかった。

 

続いてヘビがいつも貼り付いているという岩。頭の形からしてマムシに似た毒蛇だと思われる。日光浴でもしているのだろうか。

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そしておそらくメインアトラクションだと思われる、バットケイブ(コウモリ洞窟)に着く。すごい大勢の人がいて混雑していた。

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ここでは20分ほどの時間が与えられた。

入場料が一人2RMで、さらに懐中電灯を1RM払って貸してもらった。コウモリを見るためのものらしいが、コウモリに光を当ててもいいのだろうか。 

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列に沿ってマングローブの中を歩いて行くと洞窟が見えたが、すごい列でなかなか進まない。道沿いには猿がたくさんいるが、襲ってくるような気配はない。しかしプラスチックの袋を持っていると、ひったくられるので気をつけてと注意を受けた。

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ようやく洞窟の入口に着くと、中ではみんな懐中電灯でコウモリを照らしている。コウモリがすごく不憫に思えてきた。

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けっこう色んな所にたくさんのコウモリがいて、たしかに懐中電灯がないと暗くてよくわからない。それにしたってうるさいし眩しいし不憫に思えるが、この時間帯だけ辛抱すれば午後からは静かになるのかな、などと気休めに考えた。

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時間になりボートに戻り、またボートは出発。

 

アジア人の夫婦が、ボートが進み揺れる中、なんとか三脚を使って自分達の写真を取ろうとしていて危なかっしい。

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ボートはけっこうなスピードで20分ほど走った。水しぶきが飛んで来たが気持ち良かった。

携帯にタイのAISからのメッセージが届いた。領域的にはもうほとんどタイらしい。 

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そしてぐるっと一周したらしく、スタート地点の付近に戻ってきて、最後に魚の養殖場にて1時間の昼ご飯休憩となった。ここは自腹だ。

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生簀には大小さまざまな魚がいた。あまり健康そうには見えないが。

ここで生まれここで死んでいくのだとしたら不憫だ。魚は考えることなんてしないから大丈夫だよと、都合の良い妄想をした。

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エイに餌付けをしている子どもがいて、人がたくさん集まっていた。エイはバタバタとヒレを動かしジャンプして、子供の手からエビを取って食べていた。

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テーブルに戻り、我々はエビチャーハンと、イカの炒め物を頼んだ。チャーハンを頼んだのに、間違って白飯も頼んでしまい、たくさん米を食う事になった。

 

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1時間後、またボートに戻り、やっとスタート地点に帰ってきた。

これでマングローブ半日ツアーは終了。

全部で3時間半くらいだったと思う。

 

同じバンに乗っていた人達も、ちょうど帰ってきたらしく、また同じバンに乗った。疲れていたので、帰りは奥さんにもたれかかり眠った。

 

 

ホテルまで送ってもらったが、部屋に着いてから携帯が1つない事に気づく。

探してもないので、バンの中だと思って旅行会社に電話をかけると、やはりバンの中にあったらしい。

しかたなく一人でトボトボと歩いて、旅行会社まで携帯を取りに行った。良い年こいて馬鹿だなあと思う。

帰りに免税店でまた板チョコと、ビールを1本買った。

 

帰ってくると奥さんはいつものごとく昼寝している。

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私は部屋で白ワインをコップに入れ、それとピスタチオのお菓子とPCを持ってプールサイドに行って、音楽を聞きながら日記を書いたりしてまったりした。

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それから20分ほど泳いだ。インド人の少年がプールサイドにしがみつきながら、プールを一周しようとしている。足がぎりぎりつかない。

こちらをチラチラ見ているが、敵意なのか親しみをこめた目なのかわからず、こちらもチラチラ見返す。少年にとってはなかなかの冒険なのだろう。見ていると勇気をもらえる。

 

プールからあがり体を拭き、部屋に2杯目の白ワインを取りに行って、またプールサイドでまったりした。

子ども達が増えて、なかなか賑やかになった。黒髪で肌が浅黒いエキゾチックな顔立ちの姉妹がいた。綺麗だなと思っていると、白人で頭の禿げたオヤジがジリジリとその娘たちに近づいていく。変態オヤジかと思って見ていると、父親だった。

 

 

18時頃に部屋に戻り、シャワーを浴びて、まだ明るかったが晩ご飯を食べに行く。奥さんがまたハマスが食べたいというので、Yasminという可愛い名前の店に食べに行く。チェーン店らしい。

ハマスの他に、ファラフェルという豆でできたコロッケを頼む。

ハマスは美味しかったが、ファラフェルは見た目のわりに美味しくなかった。イスラエル人はこんな物が好きなのかと驚いた。

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ハマスもファラフェルもヒヨコ豆でできているから、晩ご飯は豆と小麦粉しか食べてないわけだ。

 

もう夕焼けは沈んでしまったようだが、まだ空が紫がかっていたので、散歩がてらにビーチに行ってみた。

なぜか今まで気づかなかったが、チェナンビーチの白砂はすごく細かくて気持ちいい。

 

ビーチには大勢の人がいて、ビーチ沿いのレストランやBARも、砂浜にイスを出したりランプを灯したりして、夜の準備をしている。

 

座り心地の良さそうなイスが出してあったので、座ることにした。1つ10RM(260円)で、とくに飲み物などを頼む必要はないようだ。

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奥さんは本を読んだり、携帯を見たりしていたが、私は何も持って来ていないし、携帯の充電もちょうど切れてしまったので、一人でずっと空を眺めたり、人を観察したりしていた。

私の前方によくカップルが座っていちゃつくのがウザかった。こんなに広い砂浜で、なぜあえて私の前の選ぶのか。

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違う店では、若い少年たちが火のついた棒を回したりしている。個人の大道芸人ではなく、店に雇われてショーとしてやっている感じで、延々と火の棒をクルクル回したりしていた。

将来どんな大人になるんだろう。こんなに潰しのきかない仕事もなかなかない。

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私の左斜め前方に、インド人のおじさんが来て、一人で体育座りをして海を眺めているが、ときおり少し離れた所でいちゃついているカップルを見つめている。興味があるのか、羨ましいのか、私の心に訴えかけてくるものがある。

 

1時間以上座っていたが、ちょっと風が強くなり、肌寒くなってきたので帰ることにした。

まだ食べ足りない感じがしたので、ナイトマーケットに寄って物色するが、どうしても食べたいものが見つからない。奥さんはマンゴーシェイクを買ったが、おそろしくマズい。

頑張って飲んでるなと思ったが、よく見ると3分の1も減っていないので、少し手伝ってあげた。

 

ホテルに着くともう21時をまわっていた。

シャワーを浴びて白ワインを一杯飲んでから寝た。

 

つづくよ

yangpingsan.hatenablog.com

 

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