昨日シェムリアップからシンガポールへと帰ってきました。
帰りの便は、タイの首都、バンコクのドンムアン空港で乗り換えだったんですが、ドンムアン空港には中国人観光客がたくさんいてびっくりしました。
観光地のチェンマイでは、これからまた大勢やってくるであろう中国人観光客のために、空港を24時間営業にするという発表をしたそうです。タイはまた賑やかになりそうですね。
あとインド人もたくさんいましたね。持ち物検査でインド人家族が目の前にいたら、心を無にして時の流れを感じないようにします(マイペースだから時間かかるんです)
もう帰ってきてしまったんですが、まだ若干カンボジアムードなので、シェムリアップの観光についてもう少し書きたいと思います。
シェムリアップといえば観光のメインはもちろんアンコールワット ですが、そちらは色んな人が書いていると思うので、私は少しマイナーな場所を紹介したいと思います。
ただ私が行ってみて独断と偏見で良かったと思った所なんですが、 それは西バライという巨大な貯水池です。
西バライはシェムリアップ空港( 今年の10月から新しいのがオープンするのでもうすぐ旧空港にな ります)の北西にあり、市内からは15㎞ほど離れているんですが、 私はママチャリを漕いで行きました。
道は平たんなので、 ゆっくりマイペースにこいでも1時間前後で着くはずです。
まぁそんな事はどうでもいいんですが、 そんな風景を眺めながら6号線を西へまっすぐ進み、 空港へと続く道も過ぎ、 しばらくして細い道を右折して北へまっすぐ進むと、 切通しの坂が見えてきます。
そこを登ると西バライが見えます。対岸はけっこう遠くて、とても泳げそうにはありません。階段があるので下におりることもできます。
西バライには湖の中に西メボンというお寺があり、 そこまでボートで行けるそうです。 ボートの料金はプライベートなら20ドルと言われました。 私が行ったのは雨季でしたが、 乾季だと膝あたりまで水に浸かれば歩いて渡れるという情報もあり ました。私はお寺には行きませんでしたが、参考までに。
私が着いたのは西バライのちょうど真ん中ですが、 東側にも西側にも舗装されていない道が伸びていて、 どちらにも100mくらいに渡って、トタン屋根のお店が立っていて、食べ物やお土産を売っています。
そしてその向かいには、下へとくだる急な階段(急すぎてもはや梯子)があり、 下にはハンモックがたくさん吊るされています。
私はあまりお腹が減っていなかったので、 ただ下のハンモックで寝たいんだけどいくら?と聞いてみました。少し値段交渉をして、結局2ドルで落ち着きました。 あとで考えると、 この国の物価でハンモックで寝るだけで2ドルはありえないよなぁ と思ったのですが、なんとなく流れで納得してしまいました。
でも下に降りてみて、 その居心地の良さに2ドルの価値は全然あると思いました。
しばらくして尿意をもよおしたので、 上にあがってトイレはどこですか?と聞くと、 林の方を指さされました。立ちションしろと言うことでしょう。(一応西バライへの坂を登る手前に公衆トイレはありました)
実は魚が温まるのを待っている間、 店にいた汚ねえ子猫を撫でくり回したりしていたのですが、 どうやら手を洗うところなどはなさそうです。
お手洗いがないという事のほかにも、ハンモックも、御座も、 洗うということがまずないと思うので、埃だったり汚れだったり、 衛生面が気になる人は来ないほうがいいかもしれません。
食べ終わったら、手が油やなんやらで汚れていて、 それはさすがに気になったので、湖面まで手を伸ばして湖水で手を洗ってよしとしました。ティッシュくらい持っとけやというのはごもっとも。
それから1時間くらいまったりして、 ずっと一緒だった猫に別れをつげて帰る事にしました。 食べ物の皿などは持って上がって返したのですが、 おそらく店の人が持ってきたり片づけたりしてくれるんだと思いま す。
帰りも自転車で同じ道を通って帰ったんですが、 さすがに帰りは脚が重くて、お尻も痛かったです。片道15㎞ はアラフォーのおっさんには楽ではありません。
私は自転車で行きましたが、トゥクトゥクだとおそらく片道7、 8ドルくらいではないでしょうか。市内から空港までが5ドルで、 西バライはその少し奥にあるので。
乾季だとおそらく水が減っていて、雰囲気が変わると思いますし、 週末や祝日などに行っても家族連れなどがいて、 ワイワイにぎやかだと思います。 静かなのが好きな人は平日に行ったほうがいいんじゃないでしょう か。
というわけで、西バライへ自転車で行ってきたというレポートでした。
もし記事が面白かったら、下のバナーをクリックお願いします~