シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

地元民に見限られたホーカー?

先日FaceBookを見てたら、ある記事を見つけました。

マレーシア、ペナン島の有名なホーカーセンターがコロナの影響で客が全然来なくてヤバいよ、という記事でした。

Gurney Drive Hawker Centreという観光客にとても人気があるホーカーです。

 

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それでその記事のコメントが700くらいあったので、ちょっと見てみたんですが、以下のようなコメントがたくさんありました。

 

地元民はこのホーカーには行かないよ。食べ物はまずいくせに値段は高い。混んでる時は、旅行者のほうばっかり向いて、地元民のことは無視する。因果応報だね!

 

今彼らは自分たちがどんなに傲慢だったか身にしみてるはずだ!

 

あいつら前は「食べないんなら帰りな!」なんて口叩いてたけど、今は地元民がどれだけ重要なのかわかっただろう。

 

 

ここのホーカーには行ったことがないのですが、ペナンには何度も行ったことがあるので、だいたいの雰囲気は予想できます。

味がまずかったかどうかはおいといて、きっと値段は本当に高めの設定だったのでしょう。そして傲慢な態度の屋台もいくつかあったのでしょう。全部ではないと思いますが。

 

そしてこのコメントの中で、こう書いている人もいました。

 

ここに書かれている地元民のコメントを読むのは非常に面白い。高い値段で食べ物を売っていた露店に対する恨み辛みがたくさん書かれている。非常に興味深い投稿だ。早くこの最悪な状況が終わるといいね。ピース

 

私も同感です。非常に面白い。

 

私はこの記事を読んでいるときに、ある旅行の出来事を思い出しました。

あれは何年か前にスリランカに一人で行ったときの事です。

私はシギリヤロックという、巨大な岩山の上に建てられた城跡を見に行きました。

 

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世界遺産なので国立公園の中にあるのですが、この公園内には飲食店などがないとの事なので、入場する前に近くで腹ごしらえをしようと思い、食堂を探しました。

そして公園の隣りに、2つの食堂を見つけました。

 

1つは看板が出ていて食べ物の写真などもあり、外国人の旅行者が数人いて、店の人が笑顔で、うちの店においでと手招きしていました。

もう1つはいかにも地元の普通の店という感じで、看板もないし割と汚く、呼び込みをする気配はありません。

 

私はけっこう迷った末に、看板が出ていて旅行者がいる方の店に入りました。

すぐにスタッフが写真付きのメニューを持ってきてくれたんですが、値段は驚くほど高く、フライドライスかなにかを頼んだんですが、ぜんぜん美味しくありませんでした。

そして店の主人と思われるオバさんが、客にはニコニコなんですが、女の子のスタッフには怖い顔で指示を出し、ときおりガミガミと叱りつけています。

これは選択を間違えたかもしれないな、と深く後悔しました。

 

そして隣りの食堂を見てみると、地元の客が何人かいますが、せわしない雰囲気はなく、いたってのんびりした感じでした。

 

この2つの店のコントラストが私には非常に印象的でした。

片方は儲っている感じはしますが、店の人はあまり幸せじゃない感じで、もう片方は商売は普通だけど、のんびりと心に余裕がある感じ(私の勝手な妄想です)。

 

あのときに、ツーリズムが地元の人に与える影響を実感しました。

 

 

この食堂に限らず、これは全世界どこでも共通の事でしょう。

旅行者が増えて、金をたくさん落とすようになれば、その恩恵を受ける人達の心も変わってきます。

 

お金って怖いですね〜。

だから私は極力お金には近づかないように、必要以上には持たないようにしています。

 

またとりとめもない感じになってしまいましたが、こんなところで勘弁してください。

ペナン島のホーカー、大変だと思うけどまぁ頑張れよ。

明日は我が身。

ピース

 

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