先日、Bishan-Ang Mo Kio Parkという公園に、一人で散歩に行ってきました。
シンガポールに長年在住の方でも、ここに行った事があるという人はなかなかいないんじゃないでしょうか。外国人にはけっこうマイナーな場所ですよね。
こんな所で外国人を見かけると、お前もしかしてこんな所に住んでるんじゃあるまいな外国人のくせに、と訝しげな目で見てしまう、生粋の差別主義者の私。
ここはその名の通り、ビシャンとアンモキオの間にありまして、全長3kmにも及ぶ、なかなか大きな公園です。
なぜこんな所まで行ったかというと、よろしくメカドック
ではなくて、噂のロボドッグ、あの黄色いロボット犬が本当にいるのかなーと思って行ってきました。
もうご存知ですよね。あのソーシャルディスタンスを警告するという、おせっかいなロボット。こいつをニュースで知ったときに、ああ俺の人生終わったなと思いました。それくらいの世も末感を、個人的には感じます。
この黄色いハンカチーフが、どうやらBishan-Ang Mo Kio Parkにいると聞いたので、散歩だ、俺はあくまでも散歩に行くんだ、悪いことは何もしていない、という暗示を自分にかけて先日バスで行ってきました。
平日の正午近くだったと思います。一番東端から入園(公園に入ったという意味です)しました。
ジョギングしている人や、散歩している人が数人いて、いたって平和な感じで、ロボット犬がうろついているみたいな緊張感、興奮感、世も末感はまったくなかったですね。
いたぞー! あっちだー! みたいな事を誰かが言い出す感じがまったくないという表現でいいでしょうか。
これはおそらく今日はハズレだな、いやそれにしてものんびりしてて良い公園だなー、と本気散歩モードに気持を切り替えたそのとき、30mほど向こうで何か違和感のある光景が。
黄色い服を来たオジさんが大きなカメラを抱えて何かを撮っているような
そしてカメラの先には、なんと長くて黒くてヌメヌメした生物、そうあのカワウソ君が数匹いました。
あ、これじゃない
これじゃないけど吉田戦車の「伝染るんです」は本当に面白かったですね。しかもちょっとエッチな所もあって、当時中学生くらいの私は本当に興奮したものです。
かわうそ君じゃなくて、本物のカワウソです。
英語ではカワウソはOtter(オッター)といいます。
シンガポールに生息するこの野生のカワウソは、ビロード・カワウソという種類らしいですよ。
私はもちろんビデオカメラを持っていたので、すぐに撮影を始めたんですが、ズームができないカメラなので、あの可愛らしい顔をアップで撮る事はできませんでした。
しかし10匹以上の群れでいたので、なかなか迫力がありました。
泳ぐ姿や、キューキュー高い声で鳴くのが可愛かったですね。
簡単な動画にしたので、興味がある人はぜひご覧になってください。
このあと、30分くらい公園をのんびり歩いて回ったんですが、黄色い無機質なアイツはやはり姿を見せませんでしたね。
YouTubeなどにも、あのロボットに関する、素人が撮ったっぽい動画はいっさいなかったので、おそらくニュースなどの撮影のために無告知で、1日だけ?しかもきっと数分?公園デビューしたのではないでしょうか。
ニュースを読む限り、毎日公園にいるような書き方してましたけど、たぶんそうじゃないような気がしますね。とりあえず早めにニュースでお披露目して、将来こんなのがうろつくよという事を知らせておきたかったのかも。
突然、こんなのが来月からうろつきますんでとか言われたら、誰だって抵抗がありますからね。
それとも人が多くなる夕方に出動してるのかな?
そうならもっとYouTubeで素人が撮った動画なり、FBでも写真などがシェアされていいと思うんですが。
公園にいた地元の方たちに聞いてみればよかったですね。
ちゅーーーわけで、犬は見れず、かわりにカワウソを見る事ができました。
ここは本当に広くて良い公園ですね。
閉まってましたが、オシャレなカフェとかレストランも公園内にいくつかありますよ。
サーキット・ブレーカーが終了したら、ちょっと散歩に出かけてみるといいんじゃないでしょうか。
カワウソも見られるかも!
ちなみに私、数年前にガーデンバイザベイの近くで2回、こんな群れを見たことがあります。
けっこうカワウソ運があるのかもしれないですね。
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