全国のオカルトファンの皆様こんばんは。
何を隠そう私も、実はオカルトが大好物でして、子供の頃は三度の飯よりこっくりさんでした。(ウソです)
さてオカルトとはどんな意味でしょうか。Wikipediaには、神秘的、超自然的なものと書いてあります。そして語源はラテン語で「隠されたもの」という意味です。人々の目に触れないように隠された秘密の知識。悪魔やホラーやスピリチュアルとは、また違うものなんです本当は。
隠されたものを探し出すなんて、ワクワクするじゃないですか。
神秘的なものにも様々あり、幽霊、神様、魔術、占星術、宇宙人、オーパーツなどなどありますが、基本的に科学では証明できないものという感じでしょうか。
その中で私が数年前からずっとハマっているものがあります。
それは陰と陽です。
目移りの激しい私がもう3年近く、この陰と陽について日々考えまくっているのです。
まだまだ理解不足ですが、自分の整理のためにも、今日は少しそれを書きたいと思います。
まず私たちの世界観は全て、陰と陽というペアから成り立っています。
陰陽というのは東洋独自の言い方ですが、実は西洋にも同じものがあり、西洋ではこれを相対と呼んでいます。
例えば男と女、昼と夜、右と左、上と下、表と裏、暑さと寒さなど、数え上げればきっと無限に出て来ることでしょう。
こういったペアであることによって、お互いを比較することが可能になりますが、実はこの比較するということが、物事を非常に理解しやすくしてくれます。
例えば、「私」という存在は何なのかと考えたとき、「他人」がいて初めて「私」「自分」という存在を認識できるのです。もしこの世に、自分の他に誰一人存在しなかったら、「私」「自分」という概念は生まれないでしょう。
男と女もそうですね。男の他に女がいて初めて、男という性が理解できるのです。
そしてこのペアはいかなる物にも必ず存在します。
例えば紙。紙には必ず表と裏があります。表だけの紙というのは存在しません。どれだけ薄く剥がしていったとしても、表の後ろには必ず裏が存在しています。
光と影もそうですね。光がある所には必ず影ができてしまいます。
このように、この世界は全てこの二つのペア、陰陽の関係の下にある。これが陰陽理論の一番基本の考え方になります。
そして次に、下のマークを見てください。色んな所で目にしたことがあると思います。これは太極図(たいきょくず)といいます。対極ではなく、太極です。
大きい白の勾玉のような形の中に、小さい黒い丸があり
反対も同じく、黒い勾玉の中に、白い丸があります。
これは白い部分が陽で、黒い部分が陰です。
例えば白い部分の一番ふくれあがっている、頭のような部分がありますね。あの部分は陽が最高潮に達しているところです。その陽が最高潮になっているときに、すでに陰が動き始めている、それを表しているのがあの黒い小さい丸の部分です。
反対も同じで、陰が最高潮に達したときに、すでにその中で陽が生まれ動き始めているのです。
陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となるというやつです。
例えば昼と夜を例にとって考えてみましょう。
まず昼間のうちは明るいですが、時間が経つにつれ少しずつ暗くなっていきますね。あたりまえですけど。そしてこれが完全に暗くなると同時に、明るくなる始まりが、私たちの気づかないところで始まるのです。空が白み始めるのはまだあとですが、夜明けに向かう動きが、見えない所で、すでに始まっているということです。
そして少しずつ夜が明け、また空は明るくなっていくのですが、明るさが極みに達したとき、今度は夜更けへと向かう動きが、また始まるということです。
このように、陰と陽は常に流動し、反転し、そしてそれを繰り返す、ということをこの太極図は表しています。しかしどちらか一つで満たされるということはありえません。片方が極点に達したとき、必ずその中に、反対に転じる動きがすでに芽生えているということです。
陽は必ず陰の一部を持ち、陰も必ず陽の一部を持っています。
そしてこの流動ですが、とてもゆっくりと、誰も気づかないくらいにゆっくりと動いています。この流れを早めることも、遅くすることも、誰にもできないのです。
段階をふまずにさっさと事を進める事も、いつまでも同じ所にとどまっている事も、どちらもこの陰陽のルールが支配する世界では不可能です。
というわけで、少し真面目に書いてみましたが、ここまで読んで、だからいったい何だというんだと思った人も、もしかしたら自分の身の回りのアレも陰陽かな?なんて色々想像を膨らませる人も、色々いると思います。
読んだ全ての人が興味を持った、誰一人として興味を持たない、このどちらもありえません。この世が陰陽の下にあるという考え方をするかぎり、必ず両方存在し、今とるべきバランスをとっているはずなのです。
我々は目に見える物だけを頼りに生きていますが、反対に目に見えない物も必ず存在します。
そして陰陽の流動により、全ての事は変わる事を強制されますから、今は全く興味がなくても、いずれ目に見えない物を頼る時期が必ず訪れるはずです。
この次は、陰陽の成り立ち、歴史、そこから陰陽五行に派生していきたいと思っているのですが、正直いつになるかわかりません(笑)
それではまた。