シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

パパイヤの木を「オス」から「メス」へ性転換させる

マレーシアでは一家に一本パパイヤの木がある、というのは大袈裟ですが、まぁどこにでもたくさん生えていて、こんな所に生えていったい誰が所有しているの?と思いたくなる、野良パパイヤもときおり見かけます。

私もマレーシアに家を借り始めたときから、庭にすでにパパイヤの木が生えていたので、とくに苦労もせずにいただいていたんですが、それがもう実をつけなくなってからは、自分でパパイヤの木を生やそうと、市場で買ってきたパパイヤの種をとって、庭に蒔いたりしてみました。でも全然生えないんです。

でもある日突然、まったく種なんか捨てなかったところからパパイヤの木が生え出しました。私の推測ですが、種を食べた動物が糞をして、それが発芽したんじゃないかと思います。ちょうど犬猫が糞をしそ〜な所から生えてきましたから。

 そこでかなり喜んだんですが、ここから一つ問題がありました。ある程度大きくなってわかったんですが、ほとんどが実をつけないオスだったんです。

 

パパイヤには実はオスメスがあって(両性もあるみたいです)、オスの木はまったく実なんかつけず、ただ線香花火みたいな花をつけてそれで終わり。うちのオスの木を見てもらいましょう。

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このぐわし!みたいな形の花が、オスの証拠です。

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そして次の、ちゃんとつぼみのような花がついてるのがメスです。

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ちゃんと実もつけてますよ。まさしくたわわに実る垂乳根!

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なので、ぐわし!を見ると、ああパパイヤ生らないのかぁ・・・とがっかりします。もちろん人間様のエゴで、オスにもちゃんと役目があるんだと思いますが。しかしパパイヤビギナーの私には、まだまだメスが魅力的です。

 

しかし以前から友達に、オスをメスに性転換させる秘技があると聞いていました。しかしめんどくさかったので、今までずっと何もしなかったんですが、このたわわに実ってきた方を見て、やっぱりメスっていいよな!と思い、今回改めて自分でそれを調べてみて、ある方法を見つけました。それを今回やってみましたので、ご紹介します。

 

うちには今、オスの木3本あるので、全部やってみたいと思います。

まずはコチラの木です。

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これは背丈だけはあるのですが、今いち葉っぱの育ちも良くなく、おそらく栄養が足りないのだと思います。下の土も粘土質で貧弱なので。

そして用意するのは割り箸金槌です。わかりやすく書くと、チョップスティックハンマーです。

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この割り箸を、金槌でもって、木の根もとに打ち込みます。

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はい、これで完了です!!

 

何をしたかというと、異物を打ち込まれた木が、これはヤバい!緊急事態だ!ぐわししてる場合じゃねえ!種を残さねば!と感じてメスに転じてくれる、らしいです。

 

嘘だとお思いならコチラの動画をご覧くださいな。

この方はタイのチェンマイに住んで、作物を育てているようです。タイとマレーシアのパパイヤですから、おそらく同じ種類でしょう。

www.youtube.com

 

さらに違うサイトでは、これはアジアではなく南米かどこかだと思うんですが、同じく針のような物をパパイヤの根元に刺しますが、ただ刺すのではなく、東から西へ、そして北から南に向かって、針を2本刺す、とも書いてありました。

私は2本も刺しませんが、一応これも考慮して東から西に向かって割り箸を刺してみました。けっこう迷信深い自分を発見です。

 

さてもう2本あるのでそちらもやってみます。

まずは一番背が高いやつです。これは私がここへやってきたときからあり、今ではもう4m近くになりました。こんなに長らくオスとしてやってきて、突然性転換させられるというのも不憫で仕方ないですが、人間のエゴ大放出でやってしまいます。

下の写真が彼です。おなじくオスの花を咲かせているのが見えるでしょうか。

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彼の根元に、割り箸東から西へ向かってブスッと刺し、貫通させます。

太い幹ですが、パパイヤの木は全く硬くないので、簡単に刺すことができます。日本刀なら誰でも簡単に居合い斬りできると思いますよ。

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そして最後の1本ですが、こいつは最近生えてきたばかりですごい細いので、割り箸ではなく焼鳥の串を刺してみます。

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これで3本とも性転換手術は終了です。あとは性転換してくれるか、気長に待つしかないですね。ほんとに変わってくれるかけっこう眉唾ですが、もし本当に実をつけたら報告しますね。

 

そして性転換ではないですが、オスの大事なアレをぶった切る繋がりで、前回紹介したバナナ、あれのを切り取ってしまおうと思います。

yangpingsan.hatenablog.com

 

バナナの花は、つぼみのような形をしていて、それが外側から一枚向ける度に、中で育っていた一房が現れます。3枚向けたら3房現れる感じです。なのでどんどん向けていくと永遠に房が現れるんですが、先の方にはあまり栄養がいかないので、ある程度のところで切って、先に現れたのを美味しく食べるという事らしいです。

うちのバナナではないですが、参考までに下の画像を。

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ということで、うちのもそろそろ花を切ってしまおうと思います。

今はこんな感じになりました。

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とっても背が高くて、脚立を立ててもギリギリ届くかどうかというところです。ここにナイフを持って登り、スパッと切り落としてやりました。

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切ったら、切り口からが垂れてきたのですが、これはベトベトするし、服に付くと服にシミがついてしまうほど強力です。まぁ汚れてもいい服を着ていたのでいいのですが、脚立の位置が悪く、頭に垂れてきたので、驚いた私はすぐに脚立から飛び降り、あやうく大怪我をしそうになりました。自分で言うのもなんですが、なかなかいいジャンプだったと思います。

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というわけで、スパッと切られてしまった哀れなバナナの花。

料理にも使えるらしいのですが、灰汁が強くて、私は以前失敗したので、今回はこのまま放置して、土に還ってもらおうかなと思います。

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以上、うちのパパイヤバナナの話でした。